ファッションモデルとして外国人を使う理由は?キャスティング時の注意点も紹介

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ファッションモデルを起用する際、日本人モデルを使うか外国人モデルを使うか迷うという方も多いのではないでしょうか。この記事では、なぜファッションモデルとして外国人が使われやすいのか、という点を中心に、日本人モデルを起用する問題点や、外国人モデルを使う際のポイントなどについて詳しく紹介していきます。

外国人がファッションモデルに起用されやすい理由

ファッションモデルとして外国人が起用されやすい理由は、主に以下の3つとなります。
    ・エキゾチックな雰囲気により商品に特別感が生まれる・商品やブランドのイメージアップに繋がりやすい・グローバル市場でも勝負できるそれぞれ、詳しく解説していきます。

    エキゾチックな雰囲気により商品に特別感が生まれる

    外国人が持つスタイルの良さや容姿の美しさは、日本人にはない独特のエキゾチックさがあります。この「エキゾチックな雰囲気」や「異文化の魅力」が、商品やブランドに独自の特別感を与え、他の商品との差別化を図りやすくなるのです。ファッションにおける広告では、「いかに消費者のイマジネーションをかき立てるか」が重要です。外国人モデルを起用することで、消費者は自分の中でイメージを膨らませ、非日常さや高級感に大きな魅力を感じることでしょう。

    商品やブランドのイメージアップに繋がりやすい

    ファッション業界では、外国人モデルの存在が先進的でトレンディなイメージを与えることもあります。「最新のファッションやスタイルを取り入れているブランド」として認識されやすくなるため、外国人モデルは、商品やブランドのイメージアップに大いに貢献してくれます。実際、長い手足を活かして服を着こなす外国人モデルを見て、「自分もこのような着こなしをしてみたい」という憧れを抱く消費者も多く存在するはずです。その結果、商品自体に洗練されたイメージを与えることができるでしょう。

    グローバル市場でも勝負できる

    日本だけでなく、海外市場も視野に入れたブランド展開をしているアパレル企業も多いのではないでしょうか。外国人モデルを使えば、国際的なブランドイメージを強調することができ、世界中の消費者に対して幅広く認知されやすくなります。また、国際的に評価されるブランドは、信頼性やステータスが向上しやすく、日本国内の販促にも大いに役立ちます。

    日本人をファッションモデルとして起用するメリット・デメリット

    日本人をファッションモデルとして起用する場合、以下のようなメリットやデメリットがあります。

    日本人モデルのメリット

    日本人がファッションモデルを務める商品の場合、消費者が親近感を覚えたり、自身が着ている姿を想像しやすかったりするというメリットがあります。スタイルの良い外国人モデルが、おしゃれな服を着こなしている姿を見ても、「どうせ自分が着ても似合わない」と感じてしまう人もいるでしょう。しかし日本人がモデルならば、身長や体型が似ている人を探しやすく、自分が着た時にどうなるかが目に浮かびやすくなります。

    日本人モデルのデメリット

    前項で、「リアリティがあること」をメリットとして紹介しましたが、時として、リアリティがデメリットになってしまうケースもあります。外国人モデルの場合、良い意味でどこか現実離れした雰囲気を消費者に感じてもらうことができます。しかし日本人モデルの場合ですと、リアリティがあることで身近に感じやすくなり、モデルに対して以下のような印象を持ってしまうことがあるのです。
      ・「このモデルの顔は好みじゃない」・「表情や雰囲気が苦手」・「身長の高いモデルだから、自分が着ても似合わないかも」その結果、商品に対してもネガティブな感情を持ってしまい、広告としてマイナス効果が生まれてしまう可能性があります。

      ファッションモデルとして外国人を起用する際の注意点

      外国人をファッションモデルとして起用する際には、以下のようなポイントを意識してください。
        ・自社商品とマッチしたモデルを選ぶ・ライバル企業の広告に起用されていないか確認する・滞在期間やビザに問題ないか確認する・言語や文化の違いを理解する・外国人モデル/ハーフモデル事務所を利用する

        自社商品とマッチしたモデルを選ぶ

        ファッションモデルとして外国人を起用する際、まず意識すべきなのが、「自社商品とマッチしたモデルを選ぶこと」です。なぜならば、モデルと商品のイメージや雰囲気がマッチすることで、ブランドのメッセージが一貫性を持つようになるからです。例えばスポーツウェアブランドならば、容姿よりも「引き締まった体」「しなやかな筋肉」といった部分に重点を置いてモデルを選ぶべきでしょう。それにより、自社商品の機能性や魅力が具体的に伝わりやすくなります。自社が「ブランドとして伝えたいメッセージやストーリー」について深く掘り下げ、そのイメージと合うモデルを起用することで、消費者は商品に込められた思いや背景に共感するのです。

        ライバル企業の広告に起用されていないか確認する

        ライバル企業が起用していない外国人モデルを選ぶ、ということも重要です。モデルがライバル企業の広告に起用されている場合、「ブランドとしての独自性のアピールが弱くなる」という問題が発生するかもしれません。消費者としては、どのブランドがどの商品を提供しているのか明確に理解できなくなる可能性があるのです。結果的に、ブランドのメッセージが埋もれてしまい、効果的なマーケティングができなくなってしまう恐れがあります。特に、コンセプトが似ている競合他社のモデルの起用は、避けた方が無難でしょう。

        滞在期間やビザに問題ないか確認する

        外国人モデル特有の注意点として、「日本に滞在している期間」や「ビザの状況」を事前に把握しなければならないということがあります。もしモデルが短期間しか日本に滞在できない場合、スケジュールの調整が難しくなり、撮影やプロモーション活動に影響が出るかもしれません。また、ビザの問題も重要です。外国人モデルが合法的に働くためには、就労ビザが必要です。例えば就労ビザの一つである「興行ビザ」は、芸能活動やスポーツなどの興行を行うためのビザで、外国人モデルもこのカテゴリに該当します。もし就労ビザがないまま外国人がモデル業を行ってしまうと、モデル本人だけでなく、クライアント側にも法的な問題が生じる可能性があるため、注意しなければなりません。

        言語や文化の違いを理解する

        外国人モデルの中には、日本語を喋ることができないという人も多く存在します。言語の壁により上手くコミュニケーションが取れなければ、モデル側も本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。通訳を雇ったり、起用したモデルとネイティブな会話が可能な担当者をつけたりして、円滑なコミュニケーションが図れる状態を作っておきましょう。また、文化の違いを理解することも重要です。
          ・食事面に問題はないか(日本食が受け入れられない、宗教的に食べてはいけないものがある、など)・モデルの主義主張に反していないか(動物愛護の観点から毛皮は着用しない、など)上記のようなフォローアップも欠かせません。

          外国人モデル/ハーフモデル事務所を利用する

          外国人やハーフのモデル専門の事務所に依頼することで、上記の多くの問題が解決します。例えば、滞在期間やビザについてクリアしているか、競合他社にモデルとして起用されていないか、などについて、すべて事務所側で管理しているため、安心して任せることができます。また、商品やサービスのイメージに合わせて、最適なモデルの提案や、外国人モデルを起用する際のアドバイスなどももらえます。安全かつ効率的な外国人モデル探しを行うためには、専門の事務所へ依頼するのがよいでしょう。SNSなどを通じてフリーの外国人モデルを探すという方法もありますが、諸々の手間やリスクを考慮しますと、あまりおすすめできません。

          外国人モデルやハーフモデルが必要な際は「リリアナ」へ

          弊社リリアナには、「ファッションモデル」「タレント」「俳優」「アーティスト」「アスリート」など、多岐に渡る分野の外国人モデル・ハーフモデルが在籍しています。モデルたちの年齢層も幅広いため、クライアントが求めるさまざまなシーンにマッチした人材をキャスティングすることが可能です。リリアナでは、「信頼関係」を重視したきめ細やかなサービスを提供しています。スムーズかつ効果的な外国人モデル・ハーフモデルのキャスティングをご希望の際には、お気軽にお申し付けください。CTA:リリアナに外国人モデルについて相談する

          外国人をファッションモデルとして使う際によくある質問

          外国人をファッションモデルとして起用するのが初めてで、いろいろとわからないことがあるという方もいるでしょう。この項目では、外国人やハーフのモデルを起用した経験がない、もしくはほとんどないという方が感じやすい疑問について回答していきます。

          ギャラが高いのでは?

          ギャラに関しては、「日本人だから」「外国人だから」という理由で変わるのではなく、あくまで「モデルのキャリア」が目安となります。新人であればギャラは抑えられますし、経験豊富なモデルや知名度のあるモデルであれば、高額な費用が必要となるのが一般的です。したがって、「外国人モデルだからギャラが高くなる」ということはありません。ただし、海外在住のモデルを日本に招聘する場合は、渡航費用や滞在費などが必要となるため、同じランクの日本人モデルをキャスティングするよりも費用が高くなることが多いです。

          日本人モデルより手続きが面倒になる?

          ビザや滞在期間などの問題により、日本人モデルより手続きが面倒になるケースはあります。しかし、事務所に所属している外国人モデルであれば、手続き面については事務所側が対応するため、クライアント側の手間が増えることは基本的にありません。

          まとめ

          これまで解説してきた通り、ファッションモデルとして外国人を使うメリットは多く、商品の訴求には大変効果的です。そのため、多くのアパレル企業がモデルとして外国人を起用しています。特に「商品のイメージアップ」という点については、外国人モデルが大きく寄与できる部分ですので、自社商品のイメージを高めたいと考えている場合には是非検討していただければと思います。