
「初めてでどこに相談すればいいのか分からない……」
という場合、まず思い浮かぶのはモデルが所属する事務所かと思います。しかし事務所にも「〇〇モデルプロダクション」「〇〇モデルエージェンシー」など色々な名称があります。初めてだと違いが分かりづらいですよね。
そこで今回は、外国人モデルの手配を依頼するときに迷う「エージェンシー」「プロダクション」「事務所」などの違いをわかりやすく解説します。
外国人モデルの依頼先、それぞれの名称と特徴
まずはよく見かける外国人モデル事務所の名称について、違いを見ていきましょう。
モデルエージェンシーとは
エージェンシーとは「代理店・仲介業者」などの意味を持つ言葉です。
モデルエージェンシーは、モデルとクライアント(広告代理店・ブランド・雑誌など)の間を仲介し、契約やスケジュール管理を行う組織です。
日本で活動する外国人モデルの多くは複数のモデルエージェンシーに所属して仕事の紹介を受けています。
モデルエージェントとは
「エージェント」も、モデルとクライアントのニーズを聞いて折衝を行う点では同じですが、会社ではなく個人で独立して仲介業務を行っている人のことをいいます。
またエージェンシーで折衝を担当している社員のことをエージェントと呼ぶこともあります。
プロダクションとは
プロダクションは「制作」あるいは「製作会社」という意味を持ちます。
モデル業界ではプロダクションといえば主に撮影やショーの制作会社(Production Company)、つまりファッションショーの企画・制作やCM・雑誌の撮影を担当するチームを指し、モデル自体を管理する会社にはあまり使われません。
日本では、芸能人やタレントが事務所と専属契約を結び、仕事のアサイン(割り振り)やスケジュール管理などのマネジメントを受けるケースが多く見られます。
これらの事務所の一部では、所属タレントのマネジメントに加え映画・ドラマ・舞台などの制作にも関与することが多く、伝統的に「プロダクション(制作会社)」という名前が使われています。
しかしモデル業界では「プロダクション」といえば制作主体の会社でモデルの管理は行っていないことが多いため、外国人モデルをお探しの場合は特に「モデルエージェンシー」で探す方がスムーズに見つかるでしょう。
モデル事務所とは

日本語で「事務所」と名乗っている場合、さまざまなパターンがあります。
モデルやタレント・俳優などさまざまなタイプの人材が所属する会社のほか、マネジメントと企画制作をセットで行う会社、仲介を行うエージェンシーが主体の会社など、いずれのタイプも含まれます。
名称だけでどのタイプか分からない場合は問い合わせてみましょう。
外国人モデル依頼の流れ
各事務所の違いが分かったら、いよいよモデルの依頼をしましょう。次のような流れで進めると失敗がありません。
要件を整理する
モデルの依頼前には要件を整理し、それらを「必須」「できれば」に分けておくのがおすすめ。問い合わせへの回答も早く得られます。
- 概要(内容・日時・場所・媒体・予算など)
- 条件(使用期間・競合出演の可否・NG事項など)
- 進行(オーディションの有無など)
- モデルの属性(年齢性別・国籍・ルックスなど)
時間延長時や深夜早朝の追加料金など、抜けがちな点も明確にしておきましょう。
提供されるサービスを確認する
単にモデルを手配してもらうだけではなく、事務所によって提供されるサービスは異なるため、利用できるサービスを事前に確認しておきましょう。
たとえば外国人モデルは日常会話程度しか日本語が話せないこともあります。
条件交渉や撮影現場での意思の疎通をスムーズに行うために、通訳サービスが提供されるのか、ヘアメイクやマネージャーをつけてもらえるのかといった点、あるいは契約にあたり、モデルの国籍に基づいた法的な手続きをサポートしてくれるのか、といった点も要チェックです。
複数の依頼先に問い合わせ、比較検討する
自社で必要とする要件が明確になったら、いくつかのエージェンシーやプロダクションのサービス内容を比較し、複数の事務所へ問い合わせて比較検討しましょう。
理想通りの外国人モデルを手配してもらうためのコツ
初めて外国人モデルを起用する場合、期待通りのモデルが来てくれないのでは…という不安もあるかと思います。以下の点をおさえておけば成功の可能性がアップします。
自社のニーズを明確にする
今回の依頼では、どのような点がもっとも重要なのか、逆にここは妥協できるといった点を社内で明確にしておきましょう。
「商品のイメージにぴったりの見た目のモデルでなければ困る」という場合と「予算内で急ぎの撮影に来てくれれば、年齢や体型はこだわらない」という場合では、とうぜん判断基準が大きく異なります。
事前にニーズをはっきりさせておけば、思わぬミスマッチを防ぐことができます。

所属モデルの人数や幅が広い事務所を選ぶ
「細かい点は事務所と相談してモデルの人選をすすめたい」というケースもあるかと思います。
所属するモデルが少ないとそのような時の選択肢が限られてしまうため、やはり多くのモデルが所属し、バラエティに富んでいるエージェンシーやプロダクションがおすすめです。
モデルの育成や管理に取り組んでいる事務所を選ぶ
コンポジット資料(プロフィール写真や過去の作品など)が良くても、時間が経って体型や髪色など見た目が大きく変わってしまい、当日びっくりというケースも実際にあります。
所属するモデルの管理がしっかりしている事務所かどうかも大きなポイントです。
サポート体制が充実している事務所を選ぶ
外国人モデルの場合、単にモデルを紹介するだけ……という事務所ではなく、万が一「モデルが撮影当日に来なかった」というようなトラブルがあった際に、連絡を取ったり代わりのモデルを探してくれたりといったサポートの充実した事務所が頼りになります。
外国人モデルの依頼は信頼できる事務所へ

外国人モデルを初めて起用する際には不安もあるかと思いますが、幅広い外国人モデルが在籍し、育成や管理がしっかりした実績のある事務所に相談すれば心配はいりません。
リリアナは、外国人モデルやハーフモデルに特化し、さまざまな年齢層のモデル、俳優、タレント、アーティスト、クリエイター、アスリートなど約 人の中からお客様の理想どおりのモデルを手配できます。
対応はもちろん日本語で行いますので、どうぞ以下よりお気軽にご相談下さい。